[2004/07/23]主催を終えて・・・・

書いてるうちにほとんど小学生の遠足の作文のようになってしまったので、今回のイベントを通じて考えたことを別項に書くことにします(^^ゞ

今回のイベントをやってみてまず思ったのは、公認イベントを開催するには外から見ている以上の労力が要る、ということです。
エントラントが自分の目で見ることが出来るのは、当日の会場に於ける競技会のみ。
でもそれは、イベント全体でみると半分でしかありません。もしかしたら半分以下かもしれません。
当日に至る以前に、やるべきことが膨大にあるのです。

いちいち書きませんけど、知りたい方がいらっしゃったらお教えします。
たぶんそういうのが嫌いな人が聞いたら、吐いちゃうと思います(笑)。

エントラントが走って初めて競技会だろう、という意見もあろうかと思いますが、きちんと手続きを踏んで、競技会として「成績認定」を行える環境を整えなければ、誰が何本走ろうがそれは競技会として成立しないのです。
それが決定的に「判った」ことでした。

同時に「カネを払っているんだから俺はお客様だ」と開き直っている一部のエントラント・・・2ちゃんねるに多くいますが・・・の愚かしさを改めて理解しました。
ぶっちゃけた話、こんなメンド臭いことをやってくれる人がいなければ、走りたくたって走る場所はないのです。黙ってカネ払っているだけで、お客様扱いですべてが用意されるわけじゃありません。

カネ集めてるんだからそれに見合ったサービスを提供する義務がある。
僕もかつてそう思っていました。今でもその思いは変わりません。しかし、この考え方には一定の制約を与えるべきです。すなわち、エントラントもサービスを提供してくれることにある程度の感謝と敬意が必要です。
強制される種類のものではありませんが、そういう気持ちをお互いに持っていなければ、Bライの競技というのは成立しないのだ・・・・ということを、今回ホントに実感したわけです。

悲しいことに現実には、上に書いたようなエントラントがいることに加え、主催者の方にもサービスの提供という意識が薄く、エントラントに対する敬意を感じられない人がいます。こうした一部の人たち同士によって、非建設的な誹謗中傷が繰り返されるのは実に悲しいことです。

言っちゃ悪いですけど、全日本や一部の地区戦でもなければ、ジムカーナのイベントやって商売になんぞなりません。利益をあげようと思えばそれなりの利益は出せますが、それだってたかだか数十万。
イベントの準備には最低でも数ヶ月の期間がかかります。その数ヶ月間にかかる労力を考えたら、とてもじゃないけどペイするとは思えません。

アマチュアイベントなのに利益をあげるとは何事だ、とか時折ヒステリックに言う人がいますが、無償労働を強制するのであればそれではサービスの提供を要求する根拠はなくなります。
Bライイベントというのは、たかだかそんなささやかな金額規模であるがゆえに、「お互い様」という精神がなければ成立しない世界なのです。

嘘だと思うなら、来年はあなたが主催してみるといいです。

来年のカレンダー申請はまだ先ですから、今から加盟クラブをまず作って、一からやってみるとよろしい。

一年後には僕が言っていることの意味がわかりますよ。


まぁそんなとんがった話は置いといて・・・・(^^ゞ

マジで疲れました。

今回はかなりの部分の事務作業を僕一人でこなしましたし、同時にイベント準備全体のディレクター役でもありましたし、当日は管制もこなしましたし、あまりに多くを抱えすぎました。
これは多分に僕の性分によるところもあるのですが、それにしても無理がありました。
今まで僕は何かに思い悩んで眠れない・・・などということがなかった幸せな人間だったのですが(離婚問題の時も寝る時ャ寝ましたし)、今回ばかりはイベント準備のことが気になって眠れない・・・なんてことを体験しました。

僕にとって「千葉戦を開催する」ということは、それだけ大きな意味があったのだと思います。

今まで主催者さんにいろいろ注文つけてきましたからね(笑)。
人に言うだけのことが自分で出来るのか。
これを試される機会だったわけです。

やっているときは特別そんなことを考えていたわけではありませんが、今振り返ってみると、あれだけ慎重に慎重を重ね、病的なほど周到な準備に明け暮れていたのはそんな意識があったからなのでしょう。
加えて「楽しませたい」というエンターテイナーの血が騒いだといいますか(笑)。

幸いだったのは、同じ思いをクラブ員が共有してくれたことです。
「うちが絡むからには、中途ハンパなことはやるまい!」と誰もが思ってくれていたみたいです。必要なことはそらもー全力でやってくれました。
炎天下、賞品の買出しは辛かったけど、根気よく付き合ってくれたポコちゃんペコちゃん、ダー。
「協賛」という形でインフォメーションボードをなんと作ってくれたにひらさん。ホームセンターで材木買ってきて、自ら切って作ってくれたのです。
イベントが終わって疲れきっているのに集まって、夜遅くまで時間がかかっても誰一人音を挙げないし、妥協策を口にもしない。

「関東最強のチーム」と僕が名づけたのは、ハッタリではないぞと実感しましたね。

とはいえ今回の主催はちょいと背伸びしすぎたかな、というのが正直な感想。
準加盟でしかないうちのクラブが手を挙げざるを得なかったのは、ラック・イーストさんの主催撤退がキッカケです。千葉という「お家の一大事」を救うためにかなり無理をしました。
結局加盟申請は出来ずラッテストーンさんに多大な迷惑がかかったし。

もう一度やるのならちゃんと体制を立て直さないと難しいです。
今後、クラブのミーティングやったり、部会でも来年の話が出てくるでしょうが、どうなるかは不透明。

千葉にとっていい方法を選択していくつもりです。

最後になりましたが、今回参加してくださったエントラントの皆さん、
本当にありがとうございました。
不手際・至らぬ点があったかと思いますが、我々の心意気は感じていただけたかと思います。

今後とも千葉シリーズで楽しんでください。


さらに最後に、事務局として終始ピリピリしていた僕を支えてくれた妻・うらら。
あなたの協力がなければ今回のイベントは成功しなかったでしょう。
まぁ、あなたの入院騒ぎがスケジュールをタイトにした最大の要因なワケですが(笑)、今回の影の最大の功労者でもあると僕は思っています。
本当にありがとう。



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