[2005/08/19] ロールケージ問題。

来年(2006年)からの全日本ジムカーナ選手権に出場する車両には、ロールケージの装着が義務付けられるという「予告」が、今年の「全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権統一規則」には明示されていた。

先日、JAF登録クラブの事務局には「JAFモータースポーツニュース」なる冊子が送付されて来たのだが、ここに来年度の全日本カレンダーとともに掲載されていた、「2006年 JAF国内競技車両規則 概要」が、ちょっとした物議を醸した。

一部の早とちりな人たちが、この「概要」を読んで、すでに「予告」されていた全日本ジムカーナ選手権参加車両へのロールバー装着義務付けが、「推奨」に変更された、と勘違いしたのだ。

甚だアホらしい話である。
良識と常識を持った管理人がいる掲示板やWebでは、それが誤りであることはすでに解説されているから、ここでは重ねて説明しない。

・・・けどさぁ・・・
少なくとも全日本選手権に出場しようと考えている選手だったら、

もっとちゃんと規則ぐらい読めこのボケがっ!

でしょうやっぱ。
相変わらずだよねぇ・・・(^_^;)


ロールケージについての私見を言えば、装着する必然性が本当に高いなら、迷いなくルールで義務付ければいいと思う。
参加者増がどうのこうのという話と、安全性の確保、どっちが優先かとなれば考えるまでもないことだ。

しかし、問題にすべきはその「必然性」がどこから導かれたか、だ。
そもそもロールケージが必要かもなぁ、という話になったのは、全日本コースのの異常なハイスピード化によるものだ。
関東のようなパイロンコースだったら、仮に転倒したってキャビンが潰れるほどのクラッシュはそうそう起きにくい。

これを見直せば済むんだから、そっちの方がはるかに簡単で安上がり。
それをやらんでロールケージ義務化というのは本末転倒だし、それを考慮せずにロールケージ義務付けを行うのは反対だ。

ただし、やるなら全日本だけじゃなく地区戦もやるべきだね。掛け持ちする人も多いんだから。
安全性確保のために必然性が高いと明確な理由があっても、「金がかかるからヤダ」とかいまさら言うようなヤツが地区戦にいたら、そんなのはとっとと辞めてもらっちまったほうがジムカーナ界のためだろう。

つまり、ロールケージをつけろというのならつけることにやぶさかではないが、その前にやることやってるんでしょうな?という条件つきということ。

ただ、この問題に関してはまだいろいろ議論が続けられているようだから、あと数ヶ月待った方がいいと思う。


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